伊藤さん
日本文学部 国語国文学科
愛知県立豊田西高等学校出身
- 県大を選んだ理由は?
- 高校の時から漠然と文学に興味があり、けれどどの分野を学びたいのかまでは絞ることが出来ないでいた時に高校教諭から「日本文学を学ぶのであれば県大の図書館の蔵書はとても良い」と勧めを受けたことが県大の国文学科を選んだ理由の一つです。
- 県大の魅力?よいところ
- 国語国文学科は国語学、漢文学、また各時代の国文学の先生方の多様な講義を受けられるので、自分がどの分野に興味があるのかをじっくり考えて、やりたい研究の道に進むことができる点でとても良い環境だと思います。少人数のゼミで同じゼミ生と活発に意見を交わし合いながら先生方の手厚い指導を受けられることも魅力です。
- 学科?専攻の特徴(授業やカリキュラム)
- 国語国文学科の授業は、日本語学、漢文学、様々な時代の日本文学の授業、どの授業を受けていても「学ぶこと全てが繋がっている」と感じるところが面白いです。文学作品や作家同士の影響は勿論その文学の媒体となる本やその出版、文字に関しての変遷や時代背景などに理解を深めることも重要な視点であることを実感できます。
- 学生生活で一番の思い出、頑張ったこと
- 研究発表の授業の発表資料作りの為に、図書館の閉館時間ギリギリまで同じ班の方と資料探し?資料の精査に徹していた経験がかなり思い出深いです。地道に資料をたどる作業の途方も無さに頭を抱えながら、先行研究があることの有難さをしみじみ感じていました。
- 学生生活で身についたと感じていること
- 1年次から授業で研究発表の練習をする機会が数多くあるため、資料を読み解く技術、また、そこから理解した事実に対する自分の考えを「なぜそう考えるのか」と筋道を立てて説明する力は大学以前よりも身に付いたと感じます。特に資料それぞれの持つ「性質」を前提として知っておいて読むという意識が身に付いたことは大きな変化だと感じます。
- キャンパスでのおすすめ施設?場所とその理由
- やはり図書館です。ふかふかのソファと静かな空間で本を片手に休憩するも良し、閲覧席を借りてレポートに取り組むも良し、他にも共同学習スペースなど大学で研究を進めれば進めるほど有難いと感じる施設です。今は利用時間などに制限がありますが、それでも毎日のようにお世話になっています。
- どんな課外活動をしましたか
- 課外活動については、自分は1年生の頃に大学生協の割引を利用して自動車教習学校に通い免許を取得したり、県大で開催される講演会に時々参加したりしていました。履修授業をきっかけとして参加することが多いですが、自分から興味をもって申し込むこともありました。最近では和装本作りの講座などが楽しかったです。
- どんなアルバイトをしましたか
- 自分はアルバイトはしていませんでした。空いている時間は図書館に通い詰めて研究用や趣味の本を読むことが多かったです。同期の友人には家庭教師のアルバイトや、長久手周辺だと同じ大学の人と顔を合わせてしまうからと少し離れた場所で飲食店のアルバイトをしている人も多かったです。
- 趣味?特技
- 物語を読むことが好きです。文学研究で物語や作家の分析方法の一端を学んだおかげで物語の楽しみ方の層が厚くなったことが大学に入ってから一番喜んだことのような気がします。国語国文学科ではそれぞれ作品や作家?歌人に思い入れを持っている学生も多く、各々の熱意溢れる話を聞けることも楽しみの一つでした。
- 卒業後の夢や目標
- 現在は資格試験の勉強をして公務員就職を目指したり、民間企業への就職を目指したり、といった社会的自立を目標に立てています。どんな生き方をするにしろ、これまで学んできた文化や作品が受け継がれ残り続けることの貴さ、それらを守っていくために積み重ねられている努力を忘れずにいたいです。
- 県大を希望する受験生へのメッセージ
- 大学に入ってやりたいこと、学びたいことが決まっていればそれに越したことはありませんが、たとえ明確に決まっていなくても大学に入って授業を受ける中でさまざまに興味の先を伸ばしてくれる環境もある、と思ってじっくり自分の進路を選択してほしいです。