研究シーズ
人や動物の体に何もつけないで、電波を使って離れたところから呼吸や心拍をモニタリングする技術を研究しています。これを機械に応用すると、機械にセンサをつけなくても、動きや振動をモニタリングできる可能性があります。私は、信号処理を工夫することによって、これまでにない新しい応用を開拓しています。たとえば、1台のセンサで複数の人を同時に監視する技術や、従来にくらべ非常に簡単に呼吸?心拍を推定する信号処理などを提案しました。この方法を、これまで、人や動物に対して実験を重ね、知見を蓄積しています。これにより、医療?介護はもとより、自動車の自動運転や畜産業などにもIoT を普及させ、効率化を進めるきっかけとなることが目標です。
また、こうしたモニタリングのデータを収集するためのセンサネットワーク技術の研究も、併せて進めています。