人間の尊厳と平和のための人文社会研究所Institute of Humanities and Social Sciences for Human Dignity and Peace
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研究テーマ
人間の尊厳と平和の追求を根底に据え、人々の社会生活における思想?慣習?規範?組織がよって立つ原理や、それらが機能するための要件や環境の解明を目的とする。そのために、以下の3点を研究テーマとする。
- 地域の多元性の創出
- 地域の中の異文化の再発見
- 地域から提唱する人間の尊厳と平和のための人文社会研究
研究概要
本研究所は本学の人文社会研究を縦横に発信することを目指す。日本文化学部の教員を中心に、本学の人文社会研究を志す教員に広く呼びかけると共に、同一法人下の愛知県立芸術大学教員、国内外の研究者らと共同して研究を進める。そのための課題と研究ユニットを次のように設定する。
まず、①地域の多元性の創出である。地域「史」ではなく地域「誌」を目指し、地理学?社会学?歴史学等の学際的アプローチにより、地域独自のモノやコトを素材に、歴史編纂から有形無形の文化財研究までを対象とする。地域に存在する歴史性?固有性?多層性を、学問領域を横断しながら考察していく。同時に、②地域の中の異文化の再発見を行う。地域には、現在進行形での人の移動がある。移住と過疎化や高齢化、また、外国人労働者として、あるいは留学生として多くの外国人が暮らしているのが地域である。こうした人の移動や異文化との対面関係に焦点を当てていく。①と②の射程は、同じ事象の2つの側面でもあり、地域からグローバルな世界に及ぶ視点を必要とする。
また、上記①と②の結節点にあるのが、本研究所の中核を成す、③地域から提唱する人間の尊厳と平和のための人文社会研究である。人文社会研究の根底にある人間の尊厳と平和を追求するために、思想?文学?歴史の学問領域を中心に、戦争や災害、分断や対立、和解と共生の課題に対して、学際的に取り組む。
研究報告
2022.3.31 年報『人文社会論叢』(第1号)を発行しました。
2023.3.31 年報『人文社会論叢』(第2号)を発行しました。
関連するSDGs
所長
上川 通夫(日本文化学部 歴史文化学科 教授)
メンバー
副所長
中根 千絵(日本文化学部 国語国文学科 教授)
構成員
井戸 聡(日本文化学部 歴史文化学科 教授)
伊藤 伸江(日本文化学部 国語国文学科 教授)
内田 純一(教育福祉学部 教育発達学科 教授)
今野 元(外国語学部 ヨーロッパ学科ドイツ語圏専攻 教授)
柴田 陽一(日本文化学部 歴史文化学科 准教授)
洲脇 武志(日本文化学部 国語国文学科 准教授)
竹中 克行(外国語学部 ヨーロッパ学科スペイン語?ポルトガル語圏専攻 教授)
服部 亜由未(日本文化学部 歴史文化学科 准教授)
丸山 裕美子(日本文化学部 歴史文化学科 教授)
本橋 裕美(日本文化学部 国語国文学科 准教授)
クルボノヴァ?グルノザ(サマルカンド国立外国語大学 准教授)
南郷 晃子(桃山学院大学 国際教養学部 准教授)
野村 仁子(愛知県立大学 非常勤講師)
服部 光真(元興寺文化財研究所 主任研究員)
阪野 智啓(愛知県立芸術大学 美術学部 准教授)
(五十音順)
活動期間
2021年4月~
連絡先
E-mail:jinbun@bur.aichi-pu.ac.jp