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外国語学部国際関係学科の学生が中心となって取り組んできた映像制作実習の開始10周年を記念し、公開シンポジウムを開催します!

外国語学部国際関係学科の学生が中心となって取り組んできた映像制作実習の開始10周年を記念し、公開シンポジウムを開催します!

愛知県立大学映像制作ワークショップ10周年記念事業シンポジウム「映像人類学と大学教育: 実践事例報告と今後の展望」

日  時 2023年2月14日(火)16:00-18:00
参加方法 オンライン開催(Zoom)
オンライン視聴のみとし、対面の会場は設置しません。
備  考 参加無料、要申し込み、定員100名

映像や写真など、さまざまなメディアを用いた社会調査の技法の活用が求められる時代にあります。

愛知県立大学では、2012年に365体育网投特別教員研究費の助成のもと、外部講師の協力を得つつ映像制作ワークショップを開始しました。以後、毎年の教育実践を重ね、2022年で10周年を迎えました。

今回のシンポジウムでは、これまでの映像制作教育の取り組みを振り返るとともに、複数の大学における教育の実践事例報告や、実習経験者のメッセージをまじえて、達成と課題を検討します。これらをもとに、最新の映像人類学の潮流をふまえた、新しい大学教育のあり方を展望します。

チラシはこちら

■登壇者(登壇順)

  • 亀井伸孝 愛知県立大学 教授
  • 中村真里絵 愛知淑徳大学 助教
  • 森田良成 桃山学院大学 准教授
  • 南出和余 神戸女学院大学 准教授
  • 星野佐和 京都大学大学院博士後期課程大学院生/本学国際関係学科卒業生
  • 中山(味村)由衣 岐阜県川辺町職員/本学スペイン語圏専攻卒業生

■プログラム

    • 第一部:愛知県立大学10年の取り組み報告
      • 亀井伸孝(愛知県立大学教授)
        「開催趣旨」
        「映像制作実習10年の歩み: 愛知県立大学の取り組み事例」
      • 中村真里絵(愛知淑徳大学助教)
        「映像制作実習の取り組みを通じて見えてくる映像と学生とのかかわり」
    • 第二部:各大学での実践事例報告
      • 森田良成(桃山学院大学准教授)
        「フィールドワークに基づく映像制作実習」
      • 南出和余(神戸女学院大学准教授)
        「映像制作実習を通じて考える人類学教育の意義」
    • 第三部:実習経験者からのメッセージ
      • 星野佐和(京都大学大学院博士後期課程大学院生/本学国際関係学科卒業生)
        「フィールドワークにおける音楽実践の撮影と映像資料の活用」
      • 中山(味村)由衣(岐阜県川辺町職員/本学スペイン語圏専攻卒業生)
        「映像制作実習とその後の映像制作について」
    • 全体討論、質疑応答

■申し込み方法

以下のフォームから申し込みをお願いします。

https://forms.gle/ZCZqmiqYh1R8BwNw9

※申込締切 2023年2月11日(土)

■連絡先

愛知県立大学多文化共生研究所
tabunka [a] for.aichi-pu.ac.jp [a] を@に変えてご利用ください。

■主催?共催?協力

主催:愛知県立大学(映像制作ワークショップ10周年記念事業実行委員会/多文化共生研究所)共催:中部人類学談話会(日本文化人類学会中部地区研究懇談会)
協力:愛知県立大学地域連携センター


外国語学部国際関係学科での映像制作を取り入れた学びの取り組み

本学では、外国語学部国際関係学科を中心に、学生たちによる映像制作の実習に取り組んでいる。

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2012年度の本学教育?研究活性化推進費事業「映像技術を活用したフィールドワーク教育の振興」、2013年度の同事業「映像技術を中心としたフィールドワーク技法の教育と成果の社会還元」が採択されたのをきっかけに開始。

国立民族学博物館の研究者や桃山学院大学の教員?学生とのコラボレーションのもと、学生たちが自ら取材、撮影、編集を行って、ドキュメンタリー映像作品を制作、上映するという教育を行ってきた。

2012年にそれを開始してから、今年でちょうど10年の節目を迎えた。

現在は、国際関係学科の2-3年次選択専門科目「プロジェクト型演習」などを中心に、毎年取り組まれている。

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この10年間映像制作に関わった学生数は、のべ188人。

制作された映像作品は、合計で119本に上る。

作品のジャンルとしては、大学、学生生活、地域の魅力発見、ボランティア活動や団体、店舗や工場、動物、地域外国人と多文化共生、感染症の状況、お祭りやイベントなど、多岐にわたる。

この他に、これまでの実績として、以下のような発信?社会貢献の例がある。

    • 大阪の桃山学院大学における同様の映像制作実習の受講生たちとともに、大阪の映画館を借り切って、合同で上映会を開催。
    • 大阪の国立民族学博物館の研究者らとともに、民族誌映画の上映会を企画。
    • 長久手市の「ウェルカムにほんご教室」での活動を取材して映像制作、それを同教室に寄贈し、ボランティア募集のための広報動画として活用してもらうことで、活動の一環に協力。
    • 日進市の市民団体「mama -S-(ママエス)」の活動を取材して映像制作、それを同団体に寄贈し、活動紹介映像としてインターネット上で活用してもらったところ、同団体が新聞社に注目され、団体活動紹介の新聞記事が掲載(『中日新聞』2021年6月21日朝刊「ママたちの特技 もっと知って: 日進 元市川家住宅で活動紹介イベント」)。
    • 長久手市の若者のための相談窓口?居場所「N-ジョイ」を取材して映像を制作、事後に映像を提供したところ、長久手市社会福祉協議会が広報用にSNSで活用。

このように、学生たちが映像制作のスキルを習得し、その創造力を発揮するだけでなく、一般への発信や社会貢献にも資する、有意義な教育の取り組みとなっている。

オンラインシンポジウムも、ぜひご視聴ください。

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