愛知大学法科大学院が主催する地域貢献プロジェクト「外国人居住地域への法的支援」のイベントに、本学のコミュニティ通訳学コースの院生がポルトガル語通訳者として参加しました
愛知大学法科大学院が主催する地域貢献プロジェクト「外国人居住地域への法的支援」イベントに、ポルトガル語通訳者として参加しました(9月15日、9月29日)。
9月15日10:00~13:00、豊橋市のemCAMPUS EASTにて地域貢献プロジェクト「外国人居住地域への法的支援」イベントが行われ、「永住の取消しについて」というテーマで弁護士による講演会が行われました。
9月29日10:00~12:00は豊田市の保見交流館にて同上プロジェクトのイベントとして「出入国管理制度のおはなし」というテーマで弁護士による講演会が行われました。
《豊橋市での講演会通訳の様子(撮影:小池 康弘)》
事前に、講演会の資料やポスター等の翻訳を行いました。講演内容は法律分野の中でも特に専門的な領域であったため、まず日本語で関連する法律について学び、講演内容を理解してから、ポルトガル語に翻訳しました。通訳の事前準備としては、講演資料を使用して、講演会の模擬練習を行いました。原稿が用意されているものについては、内容を記憶するまで原稿を読み込み、聞き取りやすい発音でスムーズに言葉が出てくるように練習しました。コミュニティ通訳学コースでポルトガル語の演習を担当するスエナガ?エウニセ先生の丁寧なご指導の下、準備を行うことができ、感謝しています。
事前準備は大変でしたが、当日は、外国人居住者の方々に、弁護士の先生のお話を、責任感を持ってお伝えすることができたのではないかと思います。講演会の内容が外国人居住者の方々に深く関係するテーマでしたが、通訳者として参加して、実際に情報を必要としている人々に、その人が理解できる言語で情報を伝える経験を通じて、コミュニティ通訳者の重要性を改めて感じました。このプロジェクトに参加し、多くの学びがありました。今後に生かしていきたいと思います。
《豊田市保見交流館での通訳の様子 (写真提供:愛知大学法科大学院)》
文:真弓さやか(M2)
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