国語国文学科Department of Japanese Language and Literature
言語、文学、思想から捉える「日本文化」の探求と発信
国語国文学科は、古代から現代までの文学?思想を広く学ぶ国文学と漢文学、言葉の仕組みや歴史的?地理的変化を学ぶ国語学の大きく3つの領域から成っています。日本の各地?各時代に生きてきた言語?文学という視点から、私たちの生きる社会的?文化的?地域的な枠組みとしての「日本」を捉えるとともに、世界における「日本」としての文化のありようを探っていきます。
また本学科では、言語?文学?思想に関する専門的な知識?能力を習得し、人文学系の学問を領域横断的に学ぶことで、広い視野と確かな分析力、問題解決能力を養います。
卒業後
国語国文学科の卒業生は、中学校?高等学校の国語教員や各自治体の公務員をはじめ、さまざまな企業でも活躍しており、地域社会や国際社会に貢献しています。
国語国文学科は国文学?国語学?漢文学の3つの分野を軸としています。この3つの分野は密接に関連した分野でもあり、本学科のカリキュラムではこれらを幅広く学ぶだけでなく、複数の分野について専門的に学ぶようにも体系化されています。こうした複数の分野の学修を通して、最終的に自分の研究対象を定め、卒業論文を執筆することになります。
社会に対する多面的な見方としなやかな自己の育成
国語国文学科は、私たちの生きる社会的?文化的枠組みとしての日本を、言語と文学という視座から見つめ、常に世界との関係を意識しながら研究していきます。ここでの学びは、日本に生きる私たち自身の思想、行動について改めて考えることにつながり、新しい発見と成長があるでしょう。それは、目まぐるしく変化する国際社会の中で生きていくための土台となります。本学科では、こうした社会に対する多面的な見方としなやかな自己の育成を目指します。
学科の特色をもっとみる
先輩インタビュー
この学科ではそれぞれの分野?時代に精通した先生方から、多面的に国語を学ぶことができます。人数がそれほど多くないので先生や先輩方と話すことが多く、講演会や学会など貴重なお話を聞く機会もあり、主体的に行動すれば視野が一気に広がると思います。興味を持ったことに対し、自分で問題設定をしてその正しさを追求していくので、高校までの受け身で答えのある学びでは知りえなかった新しい国語に出会えます。
学外のボランティア、合唱団、塾アルバイトを並立してやっていたので最初は慣れなくて大変でした。でもだんだんと空き時間を上手く使えるようになってきたので、今では工夫して忙しさを分散させるようにしています。それでも課題や発表準備は大変なのでアルバイトはゆるめです。みんなどこに重きを置くか自ら考えて大学生活を送っています。 わたしは先述の基礎研究にどっぷり浸かっていたので、自由な時間に他大学の図書館に資料探しに行くこともありました。関連の研究発表を聴きに同じ基礎研究に参加する人たちと兵庫まで遠征に行ったこともあります!